歯を磨く時、歯磨き粉を使用される方は沢山いらっしゃると思います。歯磨き粉には、むし歯や歯周病予防の効果が期待されています。効果に合わせて様々な種類が販売されていますが、そんな歯磨き粉の中から今回ご紹介するのがMIペーストです。
・MIペーストとは?
牛乳由来成分で出来た歯磨き粉で、豊富なミネラル、リカルデントが含まれています。ミント味のクリームのような滑らかな舌触りで、地下のお部屋『スフィア』でのクリーニングでも一部使用しております。
・ミネラル・リカルデントの効果
ミネラル(カルシウム、リン)は通常唾液内にも存在し、歯が酸によって溶け出すのを抑制したり、再石灰化
の効果があります。リカルデントは酸性に
なったお口の中を中性に
もどす中和作用、酸性に
なりにくい状態を維持す
る緩衝作用があります。
当医院でも販売しております。
詳しくはスタッフまで。
(*牛乳アレルギーの方はご使用頂けません。)
『甘味料』とは、食品に甘みをつける為に使用される調味料の総称で、糖質系から非糖質系まで存在します。その中に分類される『発酵性糖質』は、むし歯の原因となる甘味料で、砂糖から甘みのほとんど無いデンプンまで幅広く含まれます。キシリトールは、『非発酵性糖質』に分類され、むし歯の原因にならない甘味料です。
むし歯の原因となる甘味料の入った物を三度の食事以外に頻繁にとること(間食)は、むし歯のリスクを高めてしまいます。
左記のグラフはお口の中を表しています。プラーク(歯垢)が食事によって酸を産生し、青い部分(強酸性) まで来ると歯が溶け始めます。時間と共に唾液の力で中和されますが、間食が多いと歯が溶ける回数が増えます。
食品には原材料が表示されています。その表示から甘味料の存在を知ると共に、食後すぐに歯磨きをする事がむし歯予防です。
さる六月二十一日二十二日に名古屋にて開催されました、日本臨床歯周病学会に参加して参りました。
今回のテーマ『再生への掛け橋~成功への道しるべ~』に基づいて、沢山の講師が集結しました。経験豊富な方々の講演は、むし歯や歯周病の根本的原因を考え治療し、治っていく過程が述べられていました。講演会で拝見できる資料は、どれも長期治療期間の中で得られたものばかりで貴重なものでした。また、治療時や定期健診の中で再発しない為のアドバイスを考察し、患者様と向き合って、寄り添っていく様子が熱く語られていました。
全国から集まった医療従事者達は私達も含め、まさに~成功への道しるべ~となった二日間でした。
各企業ブースでは広
い会場の中で様々な新
商品の紹介がされてい
ました。各自、手に取
っては効果や使用感を
確かめ合い業者の方に
は色々と質問をしてき
ました。
次回は十月に発行致します。
(6号担当岩崎・識名)